叔母の入院

先日、叔母が緊急入院したわけですがいい意味でも悪い意味でもコロナのおかげで会えないので悶々とした日々が続いております。
叔母の病名は『脳腫瘍』悪性
本来ならもう少し検査して準備をしっかりしてから手術ということでしたが検査もいれ入院して5日目でもう手術ということになりました。容態が悪化していたようです。
右の脳にゴルフボール大の腫瘍が発見され、それが脳を圧迫しているようです。浮腫んでいる部分も写真でわかるんですね。右の脳なので左に影響があるらしく左半身がマヒしています。
脳腫瘍とは脳の癌のことなのですが、別の可能性がありまして『他の癌からの転移』したものです。
これが頭からできた癌なのか、例えば肺癌なら肺から転移した癌細胞かで治療法が変わってきます。頭ならそのまま切り取った部分に抗がん剤を貼り付けるのですが、転移した癌なら癌の種類が違うのでそれはせず、元凶のほうの癌の治療に当たらなければなりません。がん細胞によって違うんですね、知らなかった。
なので手術も、いったん癌のサンプル取って大病院の病理に回し、切り取ってる間に結果が届けられ処置が決定するという忙しいものでした。ここめちゃめちゃ大病院っぽいのに脳の専門医なので他の癌移管しては他の病院に頼らなければならんというのも驚いた話です。専門ってそういうことなのかも。
頑張ってるお医者さんに文句があるとすれば手術の日だけじゃなく開始時間も教えておいて欲しかったです。前日まで全然知らせてくれる電話無かったのでこっちが慌てて電話しました。やっぱり医者は病状のことしか聞いちゃダメな人種なのね。看護婦さんに聞いておけばよかったです。信頼すべきは看護婦さんです。で、手術4時間半。叔母の顔も観れるわけもないのに病院にて待機してました。手術中、出血などの危険があるため同意書などのサインのためだけにいるわけです。そりゃ心配だからいますけどさ。先生に話も聞かなきゃですしね。で、テレビも何にもない部屋に4時間半母と二人で閉じこもっておりました。kindleで読む本がはかどるはかどる。
手術も成功し、執刀医から切り取ったゴルフボール大の腫瘍見せられながら説明を受けたのですが……結構過酷なものでした。手術は成功しました。悪性の脳腫瘍で抗がん剤のプレートのようなものを埋め込み脳のむくみと傷が癒えるまで入院ということでした。それは大変うれしいありがとう先生!な ん で す が、
「傷が治ったら放射線治療なんですがここ、設備無いから別の病院に週5で通いになります。必ず家族が付き添ってあげてくださいね」
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………………………………は???????????
ここ無いんですか放射線!早く言ってくださいよ!!!!
入院しながら放射線治療かと思って安心してたじゃんかよ!!!
いや、無いのはいい、無いのは仕方ない。でも通いなんですか?転院じゃないんですか??土日以外毎日付き添いって叔母一人暮らしで一人で退院ってことで付き添うの私らなんですけど。母もそんな年齢的に体力ないし、私も妹も仕事あるし……ええー!!
そんなわけで結構、恐れてたことが具体化してきました。
叔母は一人暮らしなのです。
退院した後どうするかが一番頭を悩ますところでした。もちろん私たちと叔母は家族同然に付き合ってきた人ですので見捨てることは絶対にしません。ですが一緒に住むかというと話は別になります。そんな広い家じゃないです。退院してしばらくは止めることは覚悟していましたがずっととなるとかなり無理があります。かといって一人暮らしの家に帰せる状態にまで回復するかといえば、正直その可能性は薄いと私はみています。
この叔母、危ないんです。アグレッシブなんです。入院三日前のあのマヒした状態で自電車乗ってうちの近所の健康ショップまで来てたんです。「なんだかふらふらしたから休み休み来ちゃった!」まあそのおかげで病院行けと母に強く言われて行って脳腫瘍見つかったわけですが……。
[balloon_left img="https://moheji.page/wp-content/uploads/2021/09/hahasikas.png" caption="母シカ"]帰りもすいーっと自転車乗って颯爽と帰っていったわ……麻痺してんのに……[/balloon_left]
今思い返せばすげえ怖いです。頭怪我したかもと言っていたのも元はといえば近所人の畑の無花果取るの手伝って木に登って頭ぶつけたからだそうです。
[balloon_left img="https://moheji.page/wp-content/uploads/2021/09/hahasikas.png" caption="母シカ"]あれが原因じゃないわよね[/balloon_left]
[balloon_right img="https://moheji.page/wp-content/uploads/2021/09/mohejis.png" caption="もへじ"]ぶつかってたんこぶならともかく癌になる人いませんよ…多分[/balloon_right]
世の中、ぶん殴られたりぶつかったりで癌が出来たら大事件ですよね。私何回癌になるかわかりません。一応お医者さんにも話しましたが「そんなことではなりません」と言ってました。良かった、畑の人のせいにならずに済みました。こういうの怖いですよ。悪気はなくてもおしゃべりな人なので、その人のせいにされるのだけは止めねばと考えております。ご近所の遺恨になってしまうのNGです。
ただ、癌は長期的にできる場合と半月前は何ともなかったのに不意にできることもあるのでいつ頃できたかは調べてみないと判らないがこんなに大きかったら近日のことではないだろうとのことでした。
で、こんなアグレッシブな叔母が体もよくなったら動き回るんじゃないかという心配と、やはり一人暮らしという不安があります。そしてどうやって一か月放射線治療のために付き添うかです。
今考えてるのが「介護保険内での介護サービス」
高齢者なので該当するのでサービスが受けられるはずです。入院するときに山ほど貰った資料の中に「退院後の相談窓口」みたいなのがあったので叔母の経過を見ながら相談しようということになりました。
ああ、そういえば「高額医療制度」の「限度額認定証」の手続きしなきゃいけなかった……バッチリ適応されるはずです多分。
で今経過観察中で昨日はせん妄になった叔母から超夜中に電話かかったりして不安が倍増しております。こういう時の電話はおかしいこと言っても否定してはいけません。家に帰ったら何もなかったとか言ってたので私が掃除したと云ったらなんとなく納得しました。付き添いの看護師さん謝ってましたがむしろ申し訳なかったので夜中でも気にせず電話くださいって言っておきました。電話の子機、ベッド脇に置いとかなきゃなあ。
俺たちの戦いはこれからだ
という局面に立っております。
本たくさん読めたから、またレビューしたいです。
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