アニサキスには正露丸らしい

以前、職場の同僚がサンマの刺身を食いまくり、
アニサキス被害に逢うという可哀想な目に合っていました。
寄生虫の話ですが刺身好きには避けて通れない話題です。
昔の感覚だとサンマって刺身にするのって北海道くらいだと思ってたんですが
最近は流通のおかげで広島のほうでも刺身にできる物があるんだなと
別の意味で感心してました。心配してくださいって言われました。
アニサキスというのはなかなか厄介で、体内に入れば死ぬような寄生虫ではないのですが
とにかく強い。魚の体温で生きてるので人間の体温だと高すぎて生きてはいられないのですが
それで体内で熱で死ぬまでに時間がかかってしまうんですね。胃酸では死なないみたいです。
4日~一週間以上は生きてるようですね…被害者の彼も4日は苦しんでました。
急性胃アニサキス症といわれ、暴れまくるんで超痛い。痛み止めがロキソニンのレベルです。
で、医者でもどうすることもできないんです。
どうしてもって言うと内視鏡で取り除く話になってしまうらしいんです。
できる病院は限られてるみたいですね。彼の言った病院ではできなかったみたいです。
開腹手術とか言われてました。我慢すれば治るからあきらめろって意味なんですかね。
あー書いてていやになってきますわー!
予防としては刺身は新鮮なもので、しっかり噛んで食べるのが予防として手軽です。
そんな我慢して体熱でじわじわ倒すしかなかった恐怖の生命体アニーですが
今日飛び込んできたこのニュース(の元)
「正露丸がアニサキスを殺す」
これは以前から痛みを緩和させる効果があるという話があったらしく
検証した結果、正露丸の成分でアニサキスの酵素を分解してくれるというものです。
正露丸というのは昔から(日本に入ってきたのは年号天保の江戸時代後期)
ある薬である意味奇跡の生薬だったりします。
戦地でジャングルなど行くときに現地の食事や生水を飲んでしまったことによる
下痢というのは生死にかかわりますので兵隊さんの必須の常備薬だったようです。
作家の森鴎外が軍薬にしたとか。(大幸製薬HPより)
まあ一番の特徴はあの独特の匂いですよね。
私の家の薬棚、うっかり正露丸をこぼして放置していたので清掃しても
未だにその匂いが取れません……。
歯痛にも効くらしいですが試したことはないです。
匂いのしない糖衣状のものがあるのでそちらを置いておきたいのですが
なんとなくあのきっつい匂いが効いてくれるのではないかと思ってしまって
つい元祖のほうを常備しているのです。
アニサキスに効く!と論文で発表されていても確実に効くかとかはまだまだですし
痛くならないように予防することを重視したほうがいいと思います。
ただ、万が一アニーに我が胃を侵略されたときは試してみようと思います。
あの日に戻れば、このことを彼に教えてあげれたのになあと
なんとなく思い出してしまいました。
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