着物の”基本の教科書”を選ぶ

まず本から入る性分である。

こういったhowtwo本はかなり数を調べてしまうため、普通の本屋は鬼門である。
古本屋か私はKindle unlimited会員であるためそちらを利用している。
後に書くが電子書籍も役に立つためおオススメしておく。
Kindle unlimitedで気に入ったら買うのもいいだろう。

1からわからなければどれを見ても「わーきれい、できるかなー」なのだが
何冊か読んで実践していくと「あれ?ここがわからない」といった部分も多く出てきた。
最初の理想の教科書で当てはまるものはまだまだ物色中である。

私の理想としては

  1. サイズの測り方が書いてあるもの
  2. 畳み方が羽織まで書いてあるもの
  3. 帯びの結び方が名古屋だけではなく袋帯、半幅帯まで書いてあるもの
  4. 着付けが足袋や下着から始まるくらい初歩的なもの
  5. お手入れの方法が書いてあるもの
  6. トイレのマナーなどが書いてあるもの

となるのだが、実はこれらが全部書いてあるものは意外と少ない。
”惜しい!”ものが多いのだ。


私が教科書として最初に選んだのはこの本なのだが、臨んだ項目が大体入っているのだが残念ながら羽織の畳方の記載がない。

着物の季節とか種類などはたいていどの本にも必要以上に書いてあるのであまり心配はいらない。だが意外なところに手が届かないものだなと今、本を読み漁りながらこれを書いている。

1・サイズの測り方が書いてあるもの

これは買う上で重要なのだ。もちろん、お店で作る人は気にすることはないが
デブは気にするのである。袖丈、裄丈がわからないと誘惑してくる呉服屋をはねのけ、
リサイクル着物を買おうにもサイズが不安だと中々手を出せない。
自分である程度測って知っておきたいところだ。
大体は書いてあるのだが扱いが見開きも有れば片隅程度もある。

2・畳み方が羽織まで書いてあるもの

意外と重要。不思議なことに羽織の畳方というのは中々載っていない。
留袖や振袖まで書いてあるのになぜ普段でもよく着る羽織が書いてないのだろう。そんなに重要でもないのだろうか。みんなハンガーに掛けているのだろうか?
私が読んだ基本の本の中では一冊しかなかった。あとはお手入れの本に載っていたくらいだった。

ひょっとしたら「お手入れ本」は別で買ってもいいかもしれない。
ただまあ本当に道行やコートの類はたたみ方が載っている方が稀である。
なんでやねん。今度行きつけの店で聞いてみよう。

あと帯紐や道具の型付け方も載っているとさらにベスト。
着物は道具が多い。

3・帯の結び方が名古屋だけではなく袋帯、半幅帯まで書いてあるもの

私はうっかり言われるままに袋帯を買ってしまっていたので袋帯も活用したいのだが名古屋帯しか書いていないのも割とある。袋帯を買った店では「名古屋帯なんて簡単!覚えるべきは袋帯よ!」というスタンスの店だったので最初信じ込んでしまっていた。
私のようにカジュアルに着たい人には名古屋と半幅が1~2種類でも基本が出来ればありがたいが買って家にある以上、しかもそれが気に入った柄である以上着こなしたいのが人情だ。袋帯は「二重太鼓」が基本らしい。半幅、名古屋、袋帯、この3種類は記載が欲しい所だ。
基本を押さえれば帯の結び方は専用の本がいくつも出ている。

4・着付けが足袋や下着から始まるくらい初歩的なもの

初心者である。基本から行きたい。
初心者を対象にした本ならまず書いてあるのでこれは心配は少ないのだが
たまに後ろの方にまとめて書いてあったりするので油断ならない。
最初を見て図入りでわかりやすいものが一番だが、着付けは本によって細かく違ってくる。正解というものは無いのかもしれない。コーリンベルトを使ったり紐だけのものだったり着付け教室と違ったりするので、これならできそうというものを選ぶといい。
私が習ったコーリンベルトしっかり”を二つ使う着方を乗せている本はいまだ見つかっていない。一からやり直しか。

5・お手入れの方法が書いてあるもの

着るもので木綿などならともかく正絹ともなるとお手入れは必須。
簡単でいいので着た後のお手入れの仕方が書いてある方がいい。たいていは記載がある。ただ、詳しく載っているか1ページで終わっているかの違いはあるのでわかりやすく書いてあるものを選ぶ。食事や雨の日の緊急の対処のことなど書いてあるとなお良い。

6・トイレのマナーなどが書いてあるもの

一番大事なことである。お出かけでトイレに行かないで済むことはあまりない。マナーと聞くと堅苦しそうだが、堅苦しいものを着ているのにその動き方がわからなければその方が大事になってしまう。一通り読んでおけばいい。いつも通りの動き方をして着崩れしたり汚したりするよりよっぽど良い。

結論として基本とは別にお手入れや畳方がしっかり描いえてある本は別に買えばいいんじゃない?という二冊持ちが良いというところで落ち着いた。

お手入れ本はいまだコレといったものはない。
畳方がたくさん載っている本が本当にない。専門書なのだろうか。初心者に道行きなど速いという事だろうか。そもそも畳むものではないのだろうか。調べてわからないとモヤっとするので後でネットで観てみようと思う。

だったら全部インターネットでいいじゃないかと思われるだろうが本が良いのである。
動画とか見続けるのたるいの

以上ざっくり書いたがまだまだ着物の本を物色中なので、良い本に巡り合えたら紹介していきたいと思う。

追記

こんなことを書いていたらかなり理想的な本を見つけた。

こちらは畳み方も旅行に行くときなどのことも書いてあり、何より読み物としても面白い。小難しい所もなく親切な先生に教えてもらっている感が強い。こちらはじっくり読み終え改めてレビューしたいと思う。
ただ、惜しむらくはトイレの行き方が無い。
これは残念だが他の本を見るしかない。
それだけどいえばそれだけで、あとはお手入れまでわかりやすく書いてある。雑談も面白いしイラストも可愛い。
新装版の方が読みやすいように思えるのでそちらがおススメ。

着物を始めました。 太め体系です。 何かあると本に頼ろうとします。

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